プレゼンに効く「とことん伝わる話し方」7秘訣 「ウェブ・テレビ会議」にも効果絶大、コツは?

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3つめは、「いつもより『高い、大きい声』で読む」ことです。

「はっきり、丁寧」に読むことで相手に伝わりやすくなる

【3】いつもより「高い、大きい声」で読む

「朗読」では「一定の声の大きさを保つ」ことが重要ですが、声量が足りないと、聞きづらく、相手に内容が届きません。朗読は、普段より「少し高く」「大きい」声で発声するということが大切です。

お腹をグッと引っ込めて、思いきり「大きな声」を出してみましょう。お腹に力を入れると「いい声」が出ます。もし、うまくいかなくても、「高い声」を出そうとすると、自然と声量も上がるのでやってみてください。

ここで注意していただきたいのが、声を出そうとするとき、「首や肩、上半身に力を入れない」ように気をつけることです。大きな声を出そうとすると、どうしても力んでしまいがちです。できるだけ上半身に力を入れないように気をつけてくださいね。

【4】一音一音「はっきり丁寧に」読む

「読んでいるうちに、ついつい早口になってしまう」という人は少なくありません。しかし、早口で読み上げてしまうと、内容が上滑りして相手には伝わりにくくなってしまいます。

そこで、「一音一音をはっきり、丁寧に発音する」ことを心がけて読んでみましょう。

例えば、「ありがとうございました。」ならば、

「あ、り、が、と、う、ご、ざ、い、ま、し、た。」

と、最後の「た」の音まで気を抜かずに、しっかり発音するのです。句点(。)まで感じる気持ちで発音すると、なおいいでしょう。

「一音一音、はっきり丁寧な音」にして気持ちを込めると、相手に伝わる力が倍増します。「これではスローすぎるのでは?」というぐらいで大丈夫です。

5つめは、「『声にメリハリ』をつけて読む」ことです。

【5】「声にメリハリ」をつけて読む

「高い声」「低い声」「大きい声」「小さい声」を掛け合わせて使うと、「朗読」の表現の幅が一気に広がります

例えば、「高くて大きい声」なら「元気にさせる」、「高くて小さい声」なら「やさしい、温かい気持ちにさせる」というような雰囲気が出ます。また、「低くて大きい声」なら「自信がある、信頼させる」、「低くて小さい声」なら「知的な、落ち着いた」というような雰囲気が出ます。

話したい内容に合わせて、この4つの声を使い分けていくと、声にメリハリがつきます。これを「抑揚」とも言いますが、このメリハリがつくと、相手が理解しやすくなります。「もっとあなたの話を聞きたい!」と思ってくれるかもしれません。

最初はなんだかわざとらしくなってしまうかもしれませんが、練習は「大げさ」なぐらいでいいのです。これを身につけると自然とメリハリがつくようになり、相手に伝わりやすくなっていることを実感できるはずです。

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