プレゼンに効く「とことん伝わる話し方」7秘訣 「ウェブ・テレビ会議」にも効果絶大、コツは?

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まず、1つめは「『腹式呼吸』で声が出しやすくなる」ことです。

「表情筋」を鍛えれば口が動かしやすくなる

【1】「腹式呼吸」で声を出しやすくする

「朗読」では腹式呼吸を使って声を出します。日本人の多くは「胸式呼吸」になりがちなので、「腹式呼吸の感覚」を体に覚えさせてみましょう。

いろいろな方法がありますが、仰向けに寝ると背中が床面に固定されているので、呼吸によってお腹が膨らんだり凹んだりする様子がわかりやすくなります。

①仰向けに寝ます
②口で「フゥー」と息を吐き、鼻から「スゥー」と吸います。この段階で「腹式呼吸」になっているので息を吐くとお腹が凹み、息を吸うとお腹が膨らむのを確認してください
③重さのある本(図鑑、写真集など)をお腹の上に置きます(本でなくても、かばんなど平べったくて安定しているものなら何でもOK)。腹式呼吸になっていると、本がお腹の上で上下しますので、確認をしながら呼吸を続けます

 

【2】口を大きく動かして「あ・い・う・え・お」

顔には「表情筋」という筋肉があります。口を動かしてしゃべるとき、喜怒哀楽の表情を作るとき、この表情筋を使っています。ところが、表情筋も筋肉ですから、使わないと衰えてしまいます。また残念なことに、加齢とともに、表情筋は自然と退化してしまいます。

そこで、「表情筋トレーニング」を行って「表情筋」を鍛えてみましょう。

方法は簡単です。大きく口を動かして「あ・い・う・え・お」と言うのです。「やりすぎ?」と思うくらいでOKです。顔の筋肉が鍛えられることで、「朗読」だけでなく普段の会話でも口の動かし方が格段にラクになりますよ。

…上下の歯が見えるくらいに、大きく、丸く口を開ける
…口の両端を思いきり横に引っ張る
…チューの形で口をすぼめるが、少しゆるめて
…イの形から、下唇だけを下げて
…アとウの中間程度に口を丸く開ける

 

「表情筋トレーニング」のイメージ(イラスト:岸潤一)
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