今回のバブルはもう1回膨らむかもしれない 今は「買い」か「売り」のどちらを選択すべきか

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さてここからは恒例の競馬コーナーだ。

週末の競馬予想の対象レースをどれにするか迷ったが、中京競馬場で行われる金鯱賞(3月15日11R、芝2000メートル)を選んだ。何と言っても、昨年の皐月賞馬で世代最強クラスのサートゥルナーリアが出走するし、予想のし甲斐のあるメンバーだ。

さて、そのサートゥルナーリアなのだが、今回は危険な人気馬なのではなかろうか。実績から見た「格」的には負ける要素はないが、これまで左回りでは2回走って2回負けており、中京競馬場は左回りだ。

また、この馬の今春の目標は3週後の大阪杯(G1)と、6月の宝塚記念(G1)だろうが、実績的に叩き2走目が必ずしもいいとは思えない同馬を、大阪杯の3週前のこのレースで果たして完調に仕上げて全力疾走させるものだろうか。

金鯱賞の本命は、ラストドラフト

たぶん単勝1倍台の圧倒的な人気だろうが、馬券的には3番手くらいの評価として、この馬が2、3着の馬券や、この馬が抜けた馬券も買ってみたい。

本命にはラストドラフトを採る。2走目に重賞(京成杯・GⅢ)を制した素質馬で、中京競馬場で同距離の中京記念もレース内容が良かった。

対抗は連勝して勢いのあるロードマイウェイで、サートゥルナーリアを単穴扱いにする。以下、ダイワキャグニー、サトノガーネット、ニシノデイジーが連穴だ。波乱を期待しながら、手広く買ってみたい。

山崎 元 経済評論家

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やまざき はじめ / Hajime Yamazaki

1958年札幌市生まれ。東京大学経済学部卒業。経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、株式会社マイベンチマーク代表(投資と投資教育のコンサルティング会社)と複数の肩書を持つ。三菱商事、野村投資信託、住友信託銀行、メリルリンチ証券など計12回の転職経験を生かし、お金の運用、経済一般、転職と自己啓発などの分野で活動中。著書に『超簡単 お金の運用術』(朝日新聞出版)『「投資バカ」につける薬』(講談社)『お金がふえるシンプルな考え方』(ダイヤモンド社)など著書多数。馬券戦略は馬連が基本。【2024年1月5日編集部追記】2024年1月1日、山崎元さんは逝去されました。心から哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします。

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