専業主婦は、「億ション」よりも贅沢だ 30代「当たり前の幸せ」のリアル【結婚とおカネ】編

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(旦那さんに向かって)「私が専業主婦になったら、1億円分(あるいは将来もらえると期待できる年収分)、わが家は貧しくなる。1億円余計に稼いでもらえるの?

(奥さんに向かって)「君が専業主婦になったら、1億円分(あるいは将来もらえると期待できる年収分)、わが家は貧しくなる。よその家庭よりもいろんなことを我慢しなければならないけど、いっさい文句を言わないでいられる?

ケンカになるかもしれませんが、ことは億単位のおカネの話です。お互いが納得するまで、「専業主婦」という究極の贅沢には手を出さないことを強くお勧めします。

超簡単にプチセレブ夫婦になる方法

最後に、30代の僕たちが、ごく簡単にプチセレブ夫婦になれる方法をご紹介しましょう。

それは、生活は旦那さんの給料の範囲で賄い、奥さんの給料にはいっさい手をつけずに貯蓄に回すという戦略です。僕はこれを、「支出だけ専業主婦家庭」戦略と呼んでいます。

たとえば奥さんの年収が平均値の349万円だった場合、3年で1047万円6年で2094万円になります。そうとうの貯蓄ができることがわかるでしょう。

「旦那さんの年収だけで生活するなんて無理!」と思われた方もいらっしゃると思いますが、割合としては減ってきているとはいえ、30代の専業主婦家庭なんていくらでもあります。みなさんの職場や知り合いにも、いらっしゃるのではないでしょうか。

その方たちにできて、みなさんにできないことはありません。ぜひ「支出だけ専業主婦家庭」戦略、検討してみてください。

さて、最近、共働きの夫婦の中には、お互いが別々に口座を持ち、別に作った共有口座にお互いがおカネを振り込んで、その中から住居費や食費などのおカネを支払うというご家庭が増えてきているようですが、このやり方は絶対にお勧めできません。

「支出だけ専業主婦家庭」戦略がとれないばかりか、今、夫婦でどれだけの貯蓄があるのかわからなくなってしまい、いざ子供が生まれたり住宅を買いたいと思ったら、お互いにほとんど貯金がなかった、なんてご家庭も、決して珍しくありません。

「おカネは家計単位で管理する」が鉄則ですので、覚えておいてください。

小屋 洋一 ファイナンシャルプランナー

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こや よういち / Yoichi Koya

1977年宮崎県生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、総合リース会社に就職。会社員時代に数多くの経営者と触れ合い、起業家を目指すようになる。2004年から不動産ベンチャーにて不動産投資実務についても研究。そのため、金融資産だけでなく不動産運用にも精通する。

2008年、個人のファイナンシャルリテラシーの向上をミッションとした株式会社マネーライフプランニングを設立。現在は個人を中心にライフプラン・コンサルティング業務を行う。公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員、CFP、宅地建物取引主任者。

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