専業主婦は、「億ション」よりも贅沢だ 30代「当たり前の幸せ」のリアル【結婚とおカネ】編

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1億円以上するマンションのことを、俗に「億ション」と呼んだりしますよね。さて、30代サラリーマンのみなさん、自分が「億ション」を買えると思いますか? イメージしにくいという方は、グーグル画像検索などで「億ション」と検索してみてください

多くの人は、「無理、無理、無理!」と思われたでしょう。今の年収で億ションなんか買ったら、月々のローンの返済で家計がパンクしてしまうということは、計算するまでもなく、皆さんおわかりだと思います。

実は、自分が専業主婦になる(あるいは、奥さんを専業主婦にする)ことは、億ションを買うのと同じか、それ以上の贅沢なのです。

国税庁が発表している「平成24年分民間給与実態統計調査結果」によると、正規従業員として働く女性の平均給与は349万円です(役員を除く)。女性の平均初婚年齢は28.8歳ですので、30歳から定年までの30年間、平均給与で働き続けると仮定すると、1億0470万円。つまり専業主婦になるということは、働いていればもらえたはずの1億円をフイにすることにほかならないのです。

さらに言うと、まだまだ日本の会社で女性が出世するのは難しいとはいえ、アベノミクスでも女性の活用がうたわれており、今後、今よりも女性が出世しやすくなるのではないかと考えられます。すると、出世して給料が上がるチャンスまでフイすることになるので、専業主婦は、「億ション」を買う以上の贅沢品であると言えるのです。専業主婦は、もはや「当たり前」ではなくなっているのです。

奥さん(旦那さん)を説得する方法

「億ションを買うなんて、とうてい無理」という冷静な判断ができる方が、なぜいともあっさりと専業主婦になったり、奥さんが専業主婦になるのを許してしまうのか、僕には不思議でなりません。専業主婦になるという選択をするときは、くれぐれも慎重に、判断していただきたいと思います。

とはいえ、旦那さんから専業主婦になってくれと言われている女性、奥さんから専業主婦になりたいと言われている男性もいらっしゃると思います。なんとかしてパートナーを説得しなければならない場合、次のように言うのがお勧めです。

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