会社員が「戦略を考える力」を身につける超基本 「マーケティング思考」とはいったい何か?

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しかし、マーケティングはこの4Pの中の「広告/Promotion」のことだと、とらえられていることがほとんどではないでしょうか。マーケティングの仕事に携わっている人であっても、広告の企画や運用など部分的な活動に関わっているだけで「マーケティング戦略そのもの」を考える機会は限られているという声をよく聞きます。

まず、マーケティングを次のように定義するとわかりやすいでしょう。

マーケティングは、企業が価値を提供して、その対価として消費者が金銭を支払う交換行為

マーケティングが機能するとは?

①届ける価値を最大化・最適化する
②ユーザーのニーズ・ウォンツが満たされる(喜ばれる)
③企業が儲かる

この3つの状態を作り出すことがマーケティング戦略が機能しているということなのです。ですから、マーケティングを考える際は、広告や価格決定などの一部分だけではなく価値の交換行為の全体像をイメージするようにしましょう。

マーケティングとは何かを整理したところで、マーケティング戦略を考える力をどのように鍛えるのかについて考えてみましょう。

マーケティングの入門書やマーケティング戦略を考える力を鍛えるためのフレームワークを解説した書籍やネット記事はたくさんあります。読者の皆さんもお読みになったことがあると思います。しかし、実際には次のような悩みを抱える方が多いのではないでしょうか?

・マーケティングの書籍を読んだことあるけれど、実際の仕事に活かせていない
・フレームワークを知っているけれど、使いこなせていない/そもそもどう使えばいいかわからない
・戦略を描く力を鍛えたいけれど、何から始めればいいのかわからない

多くのビジネスパーソンは「マーケティング思考」や「戦略を考える力」が大切であることは理解していると思います。しかし「どのように身につければよいか?」はわかりづらいのではないでしょうか。では、マーケティング戦略を考える力はどのように身につければ、いいのでしょうか?

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