「うちの家族限界!」を突破する1つのアイデア 家族の範囲を"拡張"して暮らす人々の視点

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Ciftの拠点のひとつ、渋谷・松濤ハウスの入り口。11LLDDKDの大きな一軒屋で、ファミリーもシングルもいる多様な人々がいっしょに暮らしている(写真:著者撮影)

私は一時期、本気でシェアハウスを探していて、「シングルマザー専用シェアハウスがあるなら、夫が忙しい(または不在)家族専用シェアハウスもあっていいじゃないか!」とよく思っていたほどでした(結局、バルセロナへの転居帰国などでいまだに実現していませんが……)。

そんなふうにずっと「シェア」に注目してきたので、いま日本で「シェア」がどんどん浸透してきているのを強く感じています。シェアハウスのほかにも、託児サービス付きのシェアオフィスが増えていますし、育児にまつわるいろいろをアプリを通じてシェアできる「As Mama」は会員数が累計6万人を越えました。

「新しいカタチの村」は日本の少子化を食い止める!?

かつては村全体で子どもを育てていたのが、核家族が当たり前になり、ご近所との付き合いが薄くなり、ワンオペ育児が問題になり、そしていまは「新しいカタチの村」を作る人が増え始めている……。これはとても興味深い現象です。

いま日本の少子化は深刻になっていますが、実はそんな日本でも出生率が高い場所があり、それは離島などの「村全体で子育て」がいまだに生きている場所だったりもします。

「いまの生活じゃ子ども(もしくは2人目)はムリ!」なんてセリフはよく聞きますが、「新しいカタチの村」は、もしかしたら少子化を食い止める鍵になっていくかもしれません。

もちろんシェアハウスは抵抗感が強いという人も多いと思いますが、ご近所のママ友パパ友たちと助け合いコミュニティをつくったり、シェアサービスやツールを活用するのはかなりアリだと思うのです。

というわけで、今回学んだつかれない家族になるヒントは……

育児の手が足りなくてつかれた

・いろんなサービスやツールを使って、家族以外と育児チームを作ってみよう
・シェアハウスなどに住み、お互いに育児を助け合う仕組みをつくってみよう

さて次回は、このCiftで暮らすメンバーに聞いた、その暮らしの詳細を紹介します。

この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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