雑談が下手な人はまず「相づち」ができていない 話していてラクな人はいったい何が違うのか

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雑談が盛り上がる人とそうでない人の違いは?(写真:Fast&Slow/PIXTA)
「雑談のおもしろさ」は何が決め手になるのでしょうか? 「話の内容」「口のうまさ」……いろいろな意見があると思いますが、放送作家で即興力(インプロ)養成講師としても活躍する渡辺龍太氏によれば、「相手と無理なく楽しく話すことができれば、話の内容や口のうまさに関係なく、会話は盛り上がる」と言います。
そこで今回は、「雑談が自然と盛り上がる人の共通点」について、渡辺氏著『雑談がおもしろい人、つまらない人』から解説します。

まずは無条件に相手を信頼する

雑談が苦手な人の中には、「そもそも他人を信用していない」という人がいます。

このような人は、「私のことをわかっていない人に、いろいろと言われたくない」「雑談中に説教モードに入られたら最悪!」と思っているので、なるべく雑談を避けています。

雑談が苦手というと、どんな話題を話せばいいかとか、会話を途切れさせないためにはどうすればいいかといった、自分の会話技術にまつわる悩みが取り上げられがちです。しかし、実際には「下手にいじられたくない」「厄介な雑談相手をコントロールできない」といった、雑談相手にまつわる悩みも数多くあります。

ただ、何度も言っているように、雑談は相手のキャラクターを知ることから始まる部分も多いので、ただ相手を嫌悪しているだけでは有意義な雑談はできません。

だから、まずは相手を無条件に信頼することが、よい雑談の条件なのです。そもそも、相手があなたに何か話題を振ってきているとき、その人自身は何か理由があって、それをあなたに話しているはずです。あなたがその話題に食いついてきそうだと予想して話しかけているのかもしれませんし、ただ単に自分の好きな話題だから話しているという人もいるでしょう。いずれにせよ、何かそこには理由があるはずです。

それを理解したうえで、その相手の思考をいったん受け入れてしまいましょう。その思考や理由が自分にとっては理解できないものであっても、いったん「Yes」と心の中で唱えて、それをのみ込む。なぜなら、自分とは思考やカルチャーが違う人の言動に違和感を覚えたとしても、あくまで、それが相手のキャラクターだからです。

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