Yuki:私は20歳のころから投資を始め、今年で10年目になります。最初から米国株だけの投資でした。初めに買ったのが、クレジットカードのビザ、次にコカ・コーラです。大型株を中心に投資をしていて、買ったら持ち続けるというのが基本的な投資スタイルです。ただ、2015年3月に、ビザが株式分割したのですが、そのときに一部を売却しました。その経験が一番の失敗です。
米国会社四季報編集部(以下、編集部):失敗とはなんですか?
Yuki:とくに悪いニュースがあったわけではなく、ただ株式分割したというだけで売ってしまった。利益が出ているという判断だったのですが、それは後悔しています。
編集部:利食いが早すぎたということですね。ビザは手数料を着実に稼ぐビジネスモデルで、株価は右肩上がりの銘柄ですから、今思えば惜しいことをしたという感じですね。
Yuki:それ以降は売却をしていません。少しずつ新規投資を積み重ねています。ほかにはS&P500をベンチマークするETFのVOO(編集注:VOOはティッカー、米国株式市場の証券番号)を買っています。3年ぐらい前から、毎月少しずつ買い増してくるという投資に落ち着きました。
編集部:大型株を中心にした個別銘柄やS&P500の指数を買うETFを少しずつ買い増すというスタイルですね。これまで、米国株ではなく日本株を買ったことはありませんか?
Yuki:そうです。日本株はないですね。
なぜ米国株投資を始めたのか?
編集部:米国株に投資するとき、最初は怖くなかったですか?
Yuki:とくにありませんでした。
事前に株式投資の勉強をしていて米国株が例として出される書籍ばかり読んでいたこともありますし、わたしが米国株投資を始めた2010年末ごろは日経平均がぐずついており、NYダウが底値からいち早く復活して当時の最高値を更新するかもしれないという時期だったのと、為替も1ドル80円前後でチャンスだと感じました。
むしろ日本株へ投資するほうが怖いという状況でした。なので、米国株へ投資するのがベストだと思いきれました。
編集部:ありがとうございます。続いてゆーたんさんお願いします。