個人投資家4人が語る「米国株投資」の率直な心情

なぜ米国株を選び今も投資を続けているのか

ゆーたん:最初に株をはじめたのは2014年ごろからです。ちょうどNISAが始まったタイミングで、日本の大型株を中心に投資をはじめました。例えば、住友商事など高配当銘柄を中心に買っていました。同時に、儲けるなら平日の昼間しか取引所が開いていない株式投資よりも、土曜日もできるFXがいいと思い、FXもはじめたんです。米国株に投資したのは2015年ごろから。アメリカ市場全体に投資するETFのVTIを買いました。それと投資信託では先進国に投資する「たわらノーロード」を少し買っていました。

FXは黒田バズーカ(日銀による異次元緩和)でかなり利益が出て、これでいけると思ったんです。ところが、スイスショックやブレグジットで損を出しました。自動売買ツールも使っていたのですがうまくいかず、トータルで400万円ほど損を出してしまいました。それを機会にFXはやめました。ちょうどそのときに投資信託や米国株では利益が出ていました。

アメリカ経済の成長に伴い株価も上がっていく

ゆーたん:無理してFXで稼がなくてもいいのではないかと、私にはFXの才能がないんだと。毎日マーケットをみないといけないFXよりも着実に稼ぐほうを選びました。せいぜい年率10%しか稼げないのであれば米国株に投資をしようと思うようになったんです。NISAでも高配当を中心に投資していたので、その流れで米国株も高配当株を中心に投資するようになりました。保有する株式は高配当銘柄に投資するETFのVYM、SPYDで、これで3分の2を占めます。

ゆーたんさん。株式投資歴6年、米国株投資歴5年(本格開始から2年)。ポートフォリオの米国株の割合は現金込みで75%(ADR込みで90%超)。主な保有銘柄は個別株10種(アルトリア、アッヴィなど)、ETF(VYM、SPYD)。ポリシーは高配当株主軸の分散投資。モットーは鋼のメンタル。本人ホームページ:https://yutan-investment.com/(編集部撮影)

そのほかは新興国の債券に投資するETF、アメリカの個別株を10、ADR(ドル建ての外国株式)を9もっています。分散投資しながら、毎月買い増して配当金を積み上げていく投資スタイルです。この2年ぐらいで確立しました。個別株は減配などが怖いので、ETFで分散して、より高配当の個別株を買うという感じです。

編集部:FXでは相当痛い目にあったのですか?

ゆーたん:その頃は仕事もしたくなくて……。

一獲千金を夢見ていたのですが、それは自分には無理だと思ったので。方針転換をしました。

編集部:ゆーたんさんも保有資産は米国株がほとんどでしょうか? 日本株はないのですか?

ゆーたん:NISAで日本株を投資していたので少し保有していますが、金額は9割以上が外貨です。

編集部:米国株に投資するとき、最初は怖くなかったですか?

ゆーたん:わたしの場合は初めて米国株に投資したのが2015年のNISA枠で投資したVTIでした。そのときの為替レートは120円を超えていて、米国株も高値更新中でしたが、アメリカ経済、世界経済が成長していくと考えれば、株価も上がっていくだろう、そして、日銀が異次元緩和を続けるならしばらく円安基調が続くだろうと見込んでいたので、怖さはありませんでした。

編集部:ありがとうございます。続いてたぱぞうさんお願いします。

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