弱者のために動いたオバマ大統領を、少しは評価して
オバマ大統領の手腕についてはいろいろ批判されるのですが、こと経済問題に関しては戦後最悪のリーマンショックをくぐり抜け、株価も完全に元に戻し、すでにS&P500指数は史上最高値を更新したわけですから、名大統領、と言っても過言ではありません。
曲がりなりにも過去誰もできなかった国民皆保険を実現し、先日は10年以上放置されていた労働者の最低賃金の引き上げ法案も通してしまいました。これだけ弱者のためにいろいろ尽くした大統領は近年まれで、どうにも世間の評価が低いような気がしてなりません。リーマンショック以降、違う人が大統領だったらどうだったのかな、とワタクシは思わずにはいられないのですが、どうでしょう。
また、オバマ大統領夫人であるミシェル・オバマが主導しているいわゆる「食育」のスローガンも大変な影響力を発揮しており、ファストフードであふれているアメリカの飲食市場に一石を投じています。ただの健康ブームではなく、食を通じた教育という事を大統領夫人として初めて実現しうる体制を整えたことは、アメリカにおいては画期的と言うべきでしょう。余談ですが、その中で日本食は健康的な食事として、さらに世界的に注目を浴びるはずです。
さて、その日本ですが、こちらはなかなか難しい情勢になりつつあります。ワタクシは昨年来、「アベノミクスは蜃気楼だ」と言い続けていたわけですが、残念ながらそれが現実のものとなりつつあります。
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