AIはEXCELくらい誰もが使うツールになる 統計やプログラミングができなくても大丈夫

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AI技術が一般化したことで、AIは理系を中心とした特別な専門職だけのものではなくなってきました(Fast&Slow/PIXTA)
文系人材ながら、さまざまなAIプロジェクトに関わる野口竜司氏。ZOZOグループに所属しながらも、大企業やスタートアップ向けのAI研修やAI活用推進のアドバイスを行う。そうした経験を活かし、『文系AI人材になる』を刊行し、「AIは『作る』から『使う』時代になった」「AI失職を怖れるよりも、AI職に就く準備」とのアドバイスを贈る。
今回は「AIがカジュアルに作れ使えるようになった今、AIの基本知識は歴史のように丸暗記で覚えればいい」とのアドバイスを贈る。

「AI、機械学習、ディープラーニング」の違い

前回の記事「理系VS文系、AI活用の主役はどっち?」でも述べたが、AI活用を進めるうえでのボトルネックはもはや理系人材ではなく、AIを操れる文系側の人材の数である。

『文系AI人材になる』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

AIを操れる人材かどうかを確かめるのは簡単だ。

「AI、機械学習、ディープラーニングの違いを説明できますか?」

この質問に対してさっと答えられる人は、AIの基礎を身に付けている可能性が高い。

文系人材にとってAIの用語や仕組みはとっつきにくい印象があるが、丸暗記で覚えてしまいさえすれば、実はそんなに難しくない。例えば次のような覚え方だ。

「武士」と「徳川家の武将」と「徳川家康」の関係性を例に、AIの分類を覚えよう。

「武士」はいちばん広い意味をもっている言葉で、その中に「徳川家の武将」が含まれます。また、徳川家の武将の1人として「徳川家康」がいるわけです。ただ、この「徳川家康」が特別な存在であったから徳川家に脚光があたり、武士の世界も急速に発達したのです。

これをAI、機械学習、ディープラーニングに置き換えるとこうなる。

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