好きな夫とでも離婚すべき「3つの理由」とは

離婚を迫る不倫夫を、今でも愛しているが…

まず第1に、相手はあなたがいちばん苦しいときにあなたを見捨て、ほかの女性との連日の無断外泊に走った人です。親がなくなりさみしい気持ちもわかりますが、その心の穴を埋めるのは、その夫ではありません。

子どもが夫を好きだからとおっしゃいますが、別に離婚してもお父さんを奪うわけではありません。日々争い、悲しみに暮れるお母さんを見るほうが、子どもにとってもつらいものです。

かつ夫婦喧嘩のときは相手の親は基本的に妻の肩をもつようにしないと、関係はこじれる一方になるのは常識ですが、義母の仲介も望み薄です。

第2に、相性が悪すぎます。あなたがいくら好きで結婚したとはいえ、2人の歩み寄りのなさ、相性の悪さは最悪です。

彼は、白黒をはっきりさせたい性格のあなたにダンマリ戦法を貫き、その夫にあなたは白黒はっきりさせようと、迫りました。2人の日常は平行線をたどるどころか、有刺鉄線を絡めるような営みだったと思います。

なんでも徹底的に話し合いたい性格の方は、時に相手を疲れさせてしまうことも確かにあります。しかしそれでもご自身で書かれたように「死ね」と罵倒されるまでこじれている期間が長いと、信頼関係の回復は非常に難しいです。

第3に、普段無口な人が強く主張すると、変えるのは非常に難しいです。
普段は黙り込む性格の人が「死ね」「絶対離婚」とまで言うのですから、彼との復縁は望むほうが茨の道に見えます。お2人の相性の悪さや彼の薄情さを鑑みれば、それぞれ別の人生を歩むほうがいいと思います。

時間は忘却の最良薬

「時間が(この苦しみを)忘れさせてくれるでしょうか」とお尋ねですが、本当に忘れさせてくれます。

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このコラムでも何度も言及させていただきましたが、人間はどんなにつらいことも、時の流れとともに薄れるか、または別の形で記憶にとどまるようにできているのです。

あなたの場合でしたら待ったなしであなたを必要としている子どもさんたちの養育や、あなた自身が豊かな人生を歩むために必要な日々を賢明に生きていくことに集中しましょう。そうすることで、嫌な過去は忘却の彼方か記憶の隅に行くようにできているのです。「人間は悲しみの中からも成長できるようにつくられている」、というのは本当なのです。

別れましょう。気がつけば「なにくそ」精神に変っていたという人もいますし、「高い授業料だった」と明るく振り返る人もいます。いまの悲しみやさみしさにしがみついてとらわれてはいけません。32歳はまだまだ若く、これほど自分を大切にしてくれない伴侶にしがみつく年齢ではなく、明らかに損切りが先決です。

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