距離は短いが役立つ、関西私鉄「ミニ路線」10選 沿線の生活の足として活躍中の支線が多い

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2)阪急今津線(今津―西宮北口間)

かつて、西宮北口駅で神戸本線と平面交差していた今津線。1984年に平面交差を解消した後は、今津北線と南線に分断された。南線は今津―西宮北口1.6kmを3分で結ぶ超ミニ路線となっている。

阪急今津線の今津駅。神戸本線の西宮北口まではわずか3分の乗車だ(筆者撮影)

途中駅は阪神国道駅のみ(阪急の駅なのに阪神を名乗るのは、阪神は電鉄名ではなく、「阪神国道」という国道2号線の別称を駅名としているからだ)。超ミニ路線にもかかわらず、西宮北口駅ホームを除いて全線複線である。

3両編成のワンマン電車が行き交っているのは、甲陽線と同じだ。今津駅は高架で、阪神本線の今津駅とは歩行者専用連絡通路で結ばれてはいるものの、高架の3階にホームがあり、阪神とは直交する位置関係にあるので、一見すると盲腸線の終着駅のような雰囲気である。

阪急にはミニ路線が多い

3)阪急伊丹線

阪急神戸本線の塚口駅から北に位置する伊丹駅まで3.1km、6分のミニ路線。塚口駅構内を除いて複線で、昼間は10分間隔。4両編成の電車は、平日の昼間でも結構混んでいる。

阪急伊丹線の伊丹駅。駅ビルの3階にホームがある(筆者撮影)

終点伊丹駅は駅ビルの3階にホームがあり、短い路線ではあるけれど、ローカル色やのどかさはまったくない都市型の路線で幹線に準ずるような趣がある。

伊丹駅は阪神大震災で大きな被害を受け、完全に復旧するまで4年ほどかかったことは記憶に新しい。

4)阪急箕面線

阪急宝塚本線の石橋阪大駅(長らく石橋駅だったが、2019年10月に現駅名に改称された)から分岐し、箕面駅に至る4km、所要時間6分(途中に桜井、牧落の2駅あり)のミニ路線だ。

阪急箕面線の箕面駅。行楽シーズンには多くの観光客でにぎわう(筆者撮影)

沿線は住宅地なので、4両編成の電車が昼間は10分間隔で運転される通勤通学路線ではあるが、終点箕面駅から北へ延びる箕面川沿いの箕面滝道は紅葉の名所として知られ、晩秋は行楽客でにぎわう。箕面駅には足湯施設もあり、観光客のおもてなしにも努めている。

平日の朝に2本だけ、箕面駅発大阪梅田駅行きの宝塚本線直通の普通電車が運行されている。阪急のミニ路線としては、ほかには京都の嵐山線もあるが、今回は名前を挙げるだけにとどめておこう。

次ページ阪神と南海の路線をご紹介
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