窮地でなぜかいつも「助けられる人」の共通点 人間関係で「得する人」「損する人」の差

怒られながら駆けずり回った3カ月
仕事をやり切るためには、周囲の助けが欠かせない。そんな当たり前のことを、私が痛感した出来事がありました。それは文具・オフィス家具製造流通のプラスで、物流部門の部長を任され、物流の新システム開発・導入に着手したときのこと。開発した新システムが、何をやってもうまく動かなかったのです。
何かあっても週末でリカバリーできるように、毎週木曜日の夜に物流センターのシステムを新しいものに切り替えてテストするのですが、翌日の金曜日には毎回、不具合が出る。
「またおかしくなってるぞ!」現場から悲鳴と怒声が上がり、慌てて現行システムに戻す。土日はそのせいで出た不具合の収拾に追われる……。こんな日々が、3カ月ほど続きました。
私としては、とにかく謝るしかないので、毎週、センター中を頭を下げて回りました。やがてまた金曜日がやってきて、トラブルが起こる。また怒られながら駆けずり回る。その繰り返しで3カ月。
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