「日本から来た嫁」がスペインで絶讃されるワケ 違いを気にするか、「新しい扉」と思うかの差

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Jさんご両親の趣味は旅行で、家にはアジアも含めた世界のお土産があります。もともと旅行好きだったことも、異文化に対して心が広い理由のひとつ(写真:著者撮影)

国際結婚でなくても、嫁姑がお互いの文化や考え方の違い、育児方針でもめるのはよく聞く話。今回の2人の関係のよさは、お姑さんの心の広さもさることながら、Aちゃんの対応も大事なポイントだと感じました。

相手の考えが自分と違うときに「それはちょっと……」とすぐ突っぱねずに、1度受け止めるなりお礼を言うなりしてから、自分の方針を伝える。それだけでもかなりトラブルは避けられそうです。

ちなみに、このお姑さんの血筋的ルーツはスペイン南部。結婚するときには、生粋のカタルーニャ人ではないということで夫家族からの風当たりが強く大変だった時期があったそう(バルセロナのあるカタルーニャ州はかつてはスペインとは別の国。独立運動は今もさかんに続けられており、民族間の衝突は多い)。

自分がそういうつらい経験をしたからこそ、嫁であるAちゃんを差別せず、文化を理解しようという気持ちがあるのでしょう。

自分が姑から受けた仕打ちを嫁には繰り返さない

そんな「自分が姑から受けた仕打ちを、嫁には繰り返さない」精神も「つかれない嫁姑関係」を作る大事なポイントだと思いました。

余談ですが、わが家の嫁姑関係はとくに悪くありません。すごくしっかりしたお姑さんと、ちょっと抜けた嫁(私)なので、あちらは不満はあるかもですが、とくに何も言われません。ありがたや……。

ただ、いつも会話内容は夫と息子(息子と孫)のことだけなので、お互いの趣味の話なんてしたことなかったよ!と今回はじめて気づいたのでした。

というわけで、今回学んだつかれない家族になるヒントは……

嫁姑関係につかれた!!

・お互いの文化や趣味に歩み寄る
・意見の合わないアドバイスには、お礼を伝えてから、自分の意見を伝える
・自分が姑に受けたつらい仕打ちは嫁には繰り返さない

このご家庭の嫁姑関係がうまくいっている理由はこれだけではありません。次回は、この夫婦の家事育児分担の詳細と、祖父母が孫を預かるときの対応について紹介します。

この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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