自律神経を乱す考え方のクセは引き算で整える あれもこれもやろうと「足し算」するのはNG?
インターネットが普及し、誰もが他人に物申すことができる世の中になってきました。自分が気に入らなかったものは、徹底的にたたき落とそうとする、その心は怒りに満ちあふれていませんか? 嫉妬してはいませんか? 他人を蹴落とすことでストレスを発散してはいませんか?
「ストレスを発散させましょう」とよく耳にしますが、残念ながら、私たちが自分で発散できるようなストレスなど微々たるものでしかありません。それよりもストレスをためないことのほうが大事なのです。
何かを批評してストレス発散するよりも、批評をしないことでストレスをためない、という発想を持つことも大事ではないでしょうか。批評している暇があるなら、自分を輝かせることに時間を使い、努力をしたほうが有意義だと思いませんか。
評論や批評を「引き算」し、自分を輝かせるよう努力することで、自分に自信を持つことができるようになり、他人と比較したり嫉妬したりすることがなくなるでしょう。
当院にお越しになられる方とお話ししていると、自分自身を否定している方が多いなと感じます。「そこまで卑下する必要はないのに」と思うことがたくさんあります。自己肯定感が低く、「自分はダメだ」とか、「何をやってもうまくいかない」とか、「どうせ自分なんか」と考えてしまうのです。
必要以上に他人の顔色をうかがうように
自分自身を否定する考え方をしていると、何をやってもストレスに感じるようになります。うまくできていることも、うまくできていないとすり替えてしまったり、成功したことも、どうせ偶然だと考えてしまったりするクセがついてしまうのです。その結果、いつも自分はダメだと考えることが当たり前になってしまいます。
そうなると、他人からも、ダメな人間だと思われていると感じてしまい、必要以上に他人の顔色をうかがうようになったり、悪く思われないように振る舞ったりするクセがついていきます。
他人になんと思われても構わないというスタンスをつくることが必要です。本当に自分が悪いことをしてしまった場合などは、他人からの評価に耳を傾けて改善する必要があると思いますが、特別悪いことをしていないのであれば、他人の顔色などを気にせずにいてもいいのです。
たとえ今、自分がダメであっても、努力をすればよくなることもありますし、自分が貼ったダメというレッテル自体も間違っていることがあるのです。小さな成功体験から始めて、段々と大きな成功を積み重ねていけば、自分に自信を持つことができると思います。
それに、自信なんて根拠がなくてもいいのではないでしょうか。ウソでもいいから、「自分はできる、大丈夫だ」と思っていれば、うまくできるような気がしませんか。
小さなことからでいいので、成功するまでやり続けて、自分に自信を持つようにしていきましょう。自己否定を「引き算」すれば、明るい未来が待っています。
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