自律神経を乱す考え方のクセは引き算で整える

あれもこれもやろうと「足し算」するのはNG?

では、悩むクセをやめるには、どのようにしたらいいでしょうか。例えば、貧乏ゆすりをしている人は、何か原因があって貧乏ゆすりをしているのではありません。無意識のうちに、クセだからしているのです。

貧乏ゆすりをやめるためには、どうしますか。貧乏ゆすりをしないように意識して、やめるしかありませんよね。貧乏ゆすりのクセをやめるには、足を止めるという別のクセをつければ止まります。これと同じように、クセは無理矢理変え、別のクセをつけるということが、必要なのです。

では、「悩む」のをやめるためには、どのようなクセをつければいいのでしょうか。それは、「楽しいこと」「好きなこと」「リラックスできること」を思い浮かべるクセをつければいいのです。

いつも楽しいことなどを思い浮かべることを続けていると、いつの間にかクセになります。無意識で楽しいことなどを思い浮かべられるようになり、悩むクセもなくなります。悩みを「引き算」して、楽しいことなどを思い浮かべ、リラックスできるようにしましょう。

論評・批評が多い人は…

③ 「評論や批評」を引き算する

ストレスをためやすい人の考え方として、物事や他人について、評論や批評を行う傾向があります。まるで自分がなんでも知っているかのように、自分だけの価値観や常識という物差しで批評を行っていることが多いです。

自分の知っている狭い視野のなかだけで物事を判断しているため、周りが見えなくなり客観的視点を失っている状態で、これが悪いとか、これがいいとか考えているということがあります。

自分は嫌いだと思う他人がいる場合に、その人の悪口を言いふらしたり、ほかの人に同意を求めたりすることがありますが、自分がその人を嫌いなだけであって、みんなもその人のことを嫌いなわけではありません。嫌いな人の悪いところを紹介して回りますが、別の視点で見れば、悪いところではなくいいところの場合もあるのです。

結局のところ、客観的視点を失っている状態では、正しい判断もできなくなります。そもそも「正しいこと」なんて、ないのかもしれません。そこに無理矢理、善悪や優劣をつけること自体が、ストレスになる場合もあるのです。

自分の価値観や常識の物差しだけで、物事や他人、場合によっては自分まで批評してしまうと、自分が劣っていた場合にストレスになります。そうすると、人に対する妬みや嫉みが発生し、イライラしたり、落ち込んだり(不安や心配)することを招きます。イライラも、不安や心配も、体を緊張させ交感神経を高めます。

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