結婚に「決め手」を求める男女が知るべき"現実"

「結婚相談所」で成功する人、失敗する人の差

そこで注目するのが、婚活パーティーや街コン、マッチングアプリなどの「軽めの婚活」。経済的にも労力的にも負担が少ないうえに、「玉石混淆だと思うけど、もしかしたらすてきな出会いがあるかもしれない」という希望をつなげる。能力と運があれば、いいとこ取りが可能だ。

最大のデメリットは、そこに参加している異性の大半は自分と似ていること。つまり、いいとこ取りをしたい人たちで、結婚への真剣度は高くない。なかには遊び目的や営業目的の人もいる。

このような場で結婚を目指すのであれば、スペックだけではなくて性格や心情も「玉」である異性を、無数の「石」の中から見いだしてつかみとる能力がほしい。もちろん、自分自身の若さやルックスなどもその能力に含まれる。自分も相手にとって「玉」でなければ意味がないからだ。

条件をつけずにプロにお任せしてみる

志保さんも7年間ほど「軽めの婚活」を続け、自分には向いていないと悟った。36歳になった時点で大手の結婚相談所への入会を決意。希望の条件を担当者に伝えておくと、できるだけ条件に沿った異性の会員を毎週数件ずつ紹介してもらえるシステムの会社だ。

「カウンセラーの人からは『女性は35歳を過ぎたら、希望の条件どおりの紹介は難しいと思ってください』と最初にはっきり言われました。だから、条件をほぼなくしたんです。相手の収入にはこだわらないし、身長も158センチの私より高ければいいと伝えました」

入会するときに決めていたことがある。結婚相談所のいい面を見て有効活用するのだ。

「悪いほうに意識が向くと、『高いお金を払っているのに条件とは違う人を紹介されて最悪だ!』となってしまいます。確かにマッチングアプリと比べると桁違いのお金がかかります。だからこそ、カウンセラーを信頼して任せればなんとかなるだろうと思うことにしました。カウンセラーには経験値があるので、まずは心を開いて現実的なアドバイスを聞くべきだと思います。それから少しずつ自分のことを知ってもらいました」

活動を始めてみると、興味深い現象が起きた。身長160センチ前後の男性ばかりを紹介されるのだ。年齢や収入などの条件は整っている。かつての「三高(高学歴・高収入・高身長)」ほどではないにしても、身長をお見合いの条件にする女性は今でも多いのだろう。

「会ってみたら相手が引け目を感じているように感じました。性格はいい人だったのですが……。やっぱり男性は同じぐらいの身長の女性は嫌なのかなと思って、カウンセラーの人に相談にして、170センチ以上を条件にしてもらいました」

志保さんの行動と判断の順番は理にかなっている。結婚相談所にどのような会員がいるのかわからない状態であれこれと条件をつけるよりも、まずは「お任せします」という態度で臨んだほうが、カウンセラーも選択肢を増やしやすい。条件抜きに紹介された人が意外と自分にぴったりだということもありうる。

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