始め時が分からない「終活」超基本の3ステップ 終活の目的は「自分を見つめ直す」ことだ
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過去と現在の見つめ直しが終活の第一歩です!
●当てはまる項目にチェックしましょう
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終活はどう進めたらいいか
上のチェック項目で当てはまるものはいくつあるでしょうか? 実は、上の項目はすべて“終活でやっておきたいこと”です。
ここでは、終活をどう進めたらよいか、武藤さんに伺いました。
「終活の目的は、過去や現在の自分を見つめ直し、よりよい生き方につなげていくこと。そのために三つのステップがあります」
最初に行うのは、過去を振り返ること。
縁のある町や場所を思い出す、“ありがとう”を伝えたい人をリストアップするといった作業は、その第一歩。細かく記す必要はありません。エンディングノートにメモするだけでもいいでしょう。過去の自分を知ることは、自分と向き合うきっかけになります。
次に行うのは“現在”を見つめ直すこと。「健康状態の把握は、命を考えることでもあります。自分に何かあったときどんな治療を受けたいか、介護が必要になったらどんな制度が利用できるのか? ぼんやりとでもいいので、自分の考えを書き出してみましょう。書いておくことで、万が一のとき、家族や周囲の人の迷いは少なくなるはずです」。