始め時が分からない「終活」超基本の3ステップ 終活の目的は「自分を見つめ直す」ことだ

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お金や持ち物の現状を把握することは、今後の人生にも大きく関わります。

「例えば、老後、あちこち旅したいという場合、その資金は用意できていますか? 家の整理も早めに行っておくと後々ラクチン。一般的に家庭での事故が増える65〜70歳には、家の動線を考えた家具の配置方法などを検討しておきたいものです。また、認知症になると、判断力が必要な事柄は難しくなります。ですから、財産や葬儀のことなどは、元気なうちに記しておくと安心です」

最後は“これからの人生”について考えます。

(イラスト:毎日が発見ネット)

「会いたい人や行ってみたい場所、やりたいことをイメージしましょう。そしてどこで、どんなふうに最期の時を迎えるか、自分はどうしたいのか考えてみましょう」

終活は、自分自身を見つめ直してこれからの人生を考える時間です。心と体が元気な今こそ、始めるチャンスです。

●終活スケジュール

エンディングノートを書き始めるのは何歳からでもOK!

年齢別のスケジュール

65歳
 家の中での事故が急増

70歳
 大きな家具など、家の動線に関わるものは、この辺りまでに整理や処分をすると後がラクです

●病気や要介護になったときのことを考える
●身近なものをどう処分するか決める

75歳
 認知症の発症率が増加

80歳
 
判断力が必要なことは、この辺りまでにするとラクです

●お金のこと(自分の預貯金や不動産、加入している生命保険、損害保険などの内容を確認。貸金庫を利用している場合は家族や親族に内容を伝える。年金手帳の保管状況の確認など)
●自分の葬儀や墓についての準備をする
●延命治療について考え、希望を記しておく

100歳までに…
 これからの人生について考えましょう
 大切な人に「ありがとう」を伝えましょう

●会いたい人は?
●行きたい場所は?
●やりたいことは?
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