医者も実践「どんどん進む脳の老化」を防ぐ習慣

早い人だと40代から老化の兆候が出てくる

脳は、使わないと(働かせないと)、どんどん退化していきます。老化が進みます。ただ、脳を鍛えようと思っても、ジムに行ったところで、カラダは鍛えられても、脳を鍛えることはできません。カラダの健康寿命を延ばすことができても、脳の健康寿命を延ばすことはできません。では、どうすれば脳を鍛えられるのでしょうか? それは、日常生活の中でちょっとした工夫をするだけで変わります。

拙著『脳が若返る15の習慣』では、私が実際にやっている日常生活の中でできる脳を活性化させる習慣を15本厳選して紹介しているのですが、その中からここでは、「モノは、親指と、人差し指以外の指でつまむ」という習慣について解説します。

モノをつかむときに使う指を変える

「モノは、親指と、人差し指以外の指でつまむ」という習慣を具体的に解説する前に1つ質問です。

赤ちゃんが話せるようになるのは、1歳前後です。生後4カ月頃、「あーあー」「あーうー」といった言葉をしゃべるようになり、生後10カ月頃には、身ぶり、手ぶりが加わり、初めての言葉「ママ」「パパ」などが出ます。

では、小児科医は、言葉をしゃべれない1歳までの赤ちゃんのどこを観察して、正常に発達しているかどうかを診ていると思いますか?

答えは、手のひらや指の動き。これらを見て、発達の状況を診ているのです。

お子さんをお持ちの方はご存じだと思いますが、大体6〜7カ月くらいになると、手のひら全体をグローブのように使ってモノを挟みます。次第に指を1本ずつ使えるようになり、12カ月頃には親指と人差し指でモノをつかめるようになります。つまり、指の動きと脳の間には密接な関係があるのです。

その関係性をわかりやすくしたものに、ノーベル医学・生理学賞を受賞したカナダの脳外科医ペンフィールドが「ホムンクルス」という脳の場所と体の部位との対応関係をまとめた図があります。

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