「35歳からガムを噛め」と医師が勧める理由 認知症予防と歯周病の意外に深い関係

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本気で脳の老化を防ぎたいなら、「8020」で満足せずに、もっと高いレベルを目指す必要があります(写真:Alexthq/iStock)
「80歳になっても、自分の歯を20本残そう」という「8020運動」も世間に浸透し、歯の健康が体の健康につながるということは広く認知されています。歯を失うことでリスクが高まる病気には「認知症」も含まれるということをご存じですか? そして、歯を失う原因の1位は、むし歯ではなく歯周病だということも。つまり歯周病を予防することが認知症予防にもつながるのです。脳の老化を止める歯のケアについて、認知症専門医の長谷川嘉哉氏が解説します。

歯周病で「脳のゴミ」が増える

歯周病がアルツハイマー型認知症を引き起こす――この事実は、さまざまな研究により判明し、近年では広く知られるようになってきました。

歯周病菌が出す毒素によって歯肉に炎症が起き、炎症物質「サイトカイン」が血液に運ばれて脳に流れ込むと、脳の中で「アミロイドβ」という"脳のゴミ"が増える。それがアルツハイマー型認知症の大きな原因だと言われています。

さらに、「脳のゴミ」がたまること以外にも、歯周病が脳に悪影響をもたらす理由がもう1つあります。それは、歯を失ってしまうということ。大人が歯を失う原因の第1位は、むし歯ではなく歯周病なのです。

認知症を予防するための、35歳からの歯のケア・ポイントを3つ説明すると

① 1日1回は、歯をみがく時間を15分にする
② 歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に対して、斜め45度の角度で当てる
③ みがき残しを減らすため、途中で歯ブラシの持ち手を変えて両手でみがく

となります。毎日の歯みがきでできることなので、ぜひ意識してみてください。

「歯がない人はボケやすい」とは昔から言われていることですが、これは事実で、"口の中に残っている歯の数"と"認知症発症率"には関連があることがわかっています。

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