「あらゆることから何かを学ぶ」東大生の頭の中 「自分の意見」をつくることはこんなに大切だ

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東大生は「あること」をすることで、あらゆることから情報を得ているといいます(写真:クロチャン/PIXTA)
偏差値35から奇跡の東大合格を果たした西岡壱誠氏。そんな彼にとって、東大入試最大の壁は「全科目記述式」という試験形式だったそうです。
「もともと、作文は『大嫌い』で『大の苦手』でした。でも、東大生がみんなやっている書き方に気づいた途端、『大好き』で『大の得意』になり、東大にも合格することができました」
「誰にでも伝わる文章がスラスラ書けるうえに、頭もよくなる作文術」を『「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文』にまとめた西岡氏の最新作『東大で25年使い続けられている「自分の意見」の方程式』から、頭のいい人はどうやって「新しい情報」に接しているのかを解説します。

みなさんは、何か新しい話を聞いたときや新しい本を読んだとき、「なるほど!」と思うことが多いですか? それとも「そうそう!」と思うことが多いですか?

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「へえ、なるほどな、知らなかった!」と未知の情報として話を聞くことと、「そうそう! 確かにそうなんだよ。自分の考えと同じだ」と知っていることを再確認するかのように話を聞くこと。新しい話や本の受け取り方は、人によってさまざまだと思います。

でも、実は東大生にこの質問をぶつけると、回答が一方に集中します。頭のいい人は、みんなこの質問への回答が同じになるのです。

本を読むとき、人の話を聞くとき、記事や新聞を読むとき……。僕たちは多くの場面で情報を摂取していますが、実はその情報摂取のタイミングで「なるほど」と思っているか「そうそう」と思っているかで、大きな差が出てくるのです。

今日は、この「なるほど」と「そうそう」の大きな違いと、その差を生じさせている「自分の意見」についてお話しさせてください。

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