一軒家よりも多い「マンション」トラブルの対処 裁判で解決できたご近所トラブルの例を紹介
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ご近所トラブルに巻き込まれたことがある人は4割を超えているというデータがあるそうです(写真:カツ/PIXTA)
ご近所トラブルに巻き込まれたことがある人は4割を超えているというデータがあります。住み慣れた我が家に安心して住み続けるには、ご近所トラブルが起こったときに上手に対処することが必要です。トラブルを自分だけで抱え込まないで、相談先をみつけて解決を目指しましょう。ユウキ法律事務所の弁護士、出口裕規先生にご近所トラブルとその対処法について聞きました。
「ご近所トラブル」基礎知識
■ご近所にこんな人がいます
毎日が発見の読者に聞くと、ご近所にはトラブルの火種にもなりかねない、さまざまな人がいるようです。「指定の有料ごみ袋を使わない人がいます。腹立たしくなります」「区長をしていますが、班で働いてくれない人がいるので困ります」「お隣は深夜0時でもキャーキャーとにぎやか。困ったものです」。やはり、誰にでもご近所トラブルは起こりえるのです。
■近頃のご近所トラブルの傾向と原因は
ご近所トラブルは、一軒家やマンションなど、さまざまな住宅で発生しています。
下の図のように、「ご近所トラブルに遭ったことがありますか?」という質問に対して、43パーセントの人が「ある」と回答しています。ご近所トラブルの1位になっているのが「騒音」です。一軒家よりも、部屋が密接していて、壁や床から音が伝わりやすい集合住宅のマンションなどで問題になっています。
「ご近所トラブルは、小さな問題から裁判に発展する深刻なものまで、さまざまなケースが考えられます」と出口裕規先生は話します。
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出典:日本法規情報株式会社「近隣トラブル意識調査」(2014年)を基に作成。
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