一軒家よりも多い「マンション」トラブルの対処 裁判で解決できたご近所トラブルの例を紹介
近所の人の行為に対して、困ったり不満を感じた場合は、どうしたらよいのでしょうか。
「トラブルが小さいうちに解決しておけば、問題が大きくなったり、人間関係がこじれたりすることはないでしょう」と出口先生。特に一軒家や分譲マンションなどは所有物件のため、トラブルが原因で精神的ストレスになっても、簡単に住み替えることができません。
出口先生は「1人で悩まずに、早めに相談先を見つけて相談することが大切です」と言います。以下に「ご近所トラブル例と相談先」をまとめました。どんな物件に住んでいるかによっても相談先が違ってきます。
ご近所トラブルと相談先の例
【トラブル】ごみ出しルールを守らない人がいる
「ごみは収集日の朝に出す」というルールを守らずに、前日の夜に出す人がいる。分別ごみを収集日以外の日に出す人もいる。
【相談先】町内会の役員、班長
町内会の役員や班長などに状況を伝える。町内会全体の問題として、役員会や班長会議などで解決策を話し合ってもらう。
【トラブル】隣家の庭木の枝がはみ出している
隣家の庭木の枝が我が家にはみ出している。隣家に頼んでも切ってもらえず、落ち葉の掃除が大変。車が枝にこすれて傷もついた。
【相談先】自治体の無料相談、法テラス
自治体の無料相談や最寄りの「法テラス」の無料法律相談で弁護士に相談したり、解決のための適切な相談機関を紹介してもらう。