独特の切り口で、あたらしい時代のクリエーティブを目指す彼は、会社の人材交流プロジェクトによって、突然、電通インド支社で3カ月働くことに。現地から、人、仕事、遊び事情を、ライブ感たっぷりでお届けするインド滞在記。
( ブログ「まいにちインド」は、こちら )
仕事の進め方、働き方、考え方に多くの違いがある
電通インドとは、インド国内の数社からなるグループ会社である。
デリーの南にあるグルガオンという町に、グループ統括オフィスがある。
このオフィスで、ぼくはコピーライターとしてインド人チームに加わり、
インドの広告の仕事をさせてもらっている。
日系会社だが、クライアントサービスも、ストラテジープランナーも、
クリエーティブも、社員はほぼ全員がインド人。
日本の電通とは、まるで違う仕事の進め方、働き方、考え方なのだ。
しかし、プロジェクトによっては電通本社の日本人と仕事をすることも
少なくないので、日本のモノサシで進むときもある。
そうなると「言葉の壁」だけでは説明できない、多くの違いに遭遇する。
簡単にいうと、インド人と日本人が広告の仕事をする、ということは
想像以上に難しいことなのだ。
そんな状況のここ電通インドで、インド人社員を取りまとめる人がいる。
電通インドグループ統括者の福本浩一さんだ。
ぼくがここのオフィスに来る前から環境を整えてもらったり、
インド滞在中にいろいろなケアをしてもらったり、おいしいご飯に
連れて行ってもらったり、大変大変お世話になっている。
(なので、文章がちょっとひいき目になってるかもしれません!)
福本さんは、マサチューセッツ工科大学でMBAを取得されていて、
以前はシンガポールやインドネシアの電通にも勤務されていた
超スゴい人なのだった。
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