独特の切り口で、あたらしい時代のクリエーティブを目指す彼は、会社の人材交流プロジェクトによって、突然、電通インド支社で3カ月働くことに。現地から、人、仕事、遊び事情を、ライブ感たっぷりでお届けするインド滞在記。
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インドには200以上の言語が存在する
インド人は英語が話せると言われているが、
街で見かけるインド人全員が英語を話せるわけではない。
実際のところ、公用語はヒンディー語で、ビジネス公用語が英語だ。
ビジネス公用語といっても、使われる単語は珍しいものが目立ち、
イントネーションも独特なため、会話もメールも戸惑うことが多い。
インドの一般家庭では、3歳くらいから英語を学び始めるらしい。
周りの大人、テレビ、学校など、接する機会がたくさんあるという。
そして、英語ができるか、できないかで仕事の収入も驚くほど違う。
では、全員ヒンディー語が話せるかというと、そうではない。
この国には細かい違いもいれると、200以上の言語が存在していて、
南インドでは40キロメートル進むと言語が変わると言われているくらいだ。
さらに、同じヒンディー語でも北インドと南インドで違う。
プランナーであり、バランスゲームのジェンガを心から愛する、
通称ジェンガ男のサイが、この前、オフィスでこんな話をしてくれた。
ぼくは南インド出身で、英語と国内の4言語を話せるよ。
ヒンディー語を学んだのは、小学校の頃。
大学で初めて北インドのデリーに来たんだけど、
当時はこっちのヒンディー語が聞き取りにくくて、
慣れるまで8カ月かかったよ。
南インドとイントネーションがまるで違うんだ。
それで最初は、オートリクシャ(三輪タクシー)との値段交渉で練習。
乗車中、彼らはニュースや街のことをよく話してくれたよ。
慣れてきたら、学内の友達、と徐々に広げていった感じかな。
いろんな言語を話せるから、ときどき話してて混乱することもある。
たとえば、別の言語の単語が混ざっちゃったりね。
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