今や8人に1人が「婚活サービス」で結婚する背景

自由恋愛の歴史に大きな変化が訪れている

これら、交際者の有無・交際経験・未婚率の3点から考えると、恋愛至上主義ではない彼らは、そもそも結婚をする・しないを選択しており、「社会的規範」としての結婚という相対性から解き放たれた、「個人的納得」という絶対的な評価軸と価値観を持っているのではないだろうか。

結婚は、「必ずするもの」から「選択するもの」という価値観の変化がある中で、結婚意欲についてみると、20代・30代の未婚者において結婚する意思をもつ未婚者は9割弱いる(社人研「第15回出生動向基本調査」)。

一方で、「恋愛・婚活・結婚調査2017」によると、「結婚できない」と20~40代未婚者の約3人に1人が考えており、その理由の中で最も大きいのは、「出会いがない」ことだった。物事の便利化が進む世の中であっても、結婚相手と出会うことの難しさがみえてくる。

婚活サービスが盛り上がってきた背景

そんな状況の中、前述のとおり、新たな出会いの機会として急激に伸長しているのがいわゆる「婚活サービス」だ。事実、2018年に結婚した人の中で、8人に1人が婚活サービスを通じて結婚に至っており、これは婚活サービスが、結婚に向けた新たな出会いの機会として確立してきたことを表している。この流れの背景には、企業の動きといわゆるミレニアル世代を中心とした若年層の価値観が大きく影響している。

企業の動きは、“出会い系”と呼ばれていたサービスとの差別化が代表的だ。マッチングサービスが出始めた頃は、これらのサービスに対して消費者側の不安や不満ポイントして挙げられていたのが『H(恥ずかしい)・A(怪しい)・T(高い)』(以下、HAT)の3点だった。

しかし婚活サービスの市場において、2013年ごろから上場企業などの大企業が参入。加えて「地域少子化対策重点推進交付金」とし、婚活に対し政府の予算がつくようになった。行政の介入により怪しさや高いといった不安や不満が減少し、徐々に利用者が増えていった。また、周囲に利用者がいれば恥ずかしいといった要素も払拭されていったという好循環が回っていった。

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