実際に使ってわかった「iPhone 11」の超絶進化 超広角カメラとナイトモードは驚異的だ
【9月17日23時00分追記】背面のガラスの強度にかかわる背景説明について、アップル側の正式なデモではない部分が含まれていたため、一部の表現を削除しました。
iPhone 11の背面は光沢のあるクリアな仕上げだが、カメラ部分はすりガラスのようなマット仕上げになっている。iPhone 11 Proシリーズでは逆に、カメラ部分が光沢仕上げ、そして背面全体がマット仕上げで、サラサラとした感触が気持ちよい。
これまでスマートフォンはガラスを破損したり傷つけたくない、という思いから、カバーを付けて使うのが当たり前で、カバー自体を楽しむこともファッションになっていた。そのカルチャーは残るとしても、今回のガラスの強化は、カバーなしで手触りを楽しむ人が増えることになりそうだ。
筆者が試したのはいずれも新色で、iPhone 11のパープルとiPhone 11 Pro Maxのミッドナイトグリーンの2色だ。
今回のiPhone 11のカラーリングは昨年のiPhone XRのはっきりとした原色と異なり、柔らかなトーンで統一された。結果として、日本語で言えば、小豆色のようなイメージに近い。グリーンも、アイスミントのような色合いだ。
一方ミッドナイトグリーンは、より明るいところでは深い緑に見えるが、暗いところでは黒っぽい何か、という印象だった。
星まで映るナイトモードと、革新的な超広角カメラ
率直な感想として、iPhone 11のカメラは、近年のiPhoneのカメラの進化の中で、非連続的だと感じた。何気ない1枚に、毎回驚かされる。写真を撮るたびに、その仕上がりに自然と口元が緩む。自分が思っていた容量の1つ上を選ばないと、後悔させられる、とにかく楽しいカメラだ。
iPhone 11には、進化した手ぶれ補正付き26mm/f1.8の広角カメラに加えて、13mm/f2.4の超広角カメラが搭載された。一眼レフカメラ向けにそろえようとすると20万円を超えてしまいそうな明るい超広角レンズは、それ単体でも雄大な景色をそのまま切り取ったり、狭い場所でのグループ写真などに威力を発揮する。
しかし通常の広角カメラを使っている際には、写そうとするフレームの外側までプレビューし、どう写真で切り取るか、創意工夫の示唆を与えてくれるのだ。例えばもう1歩下がれば人が全員入る、もう少し上に向ければ木に咲く花が映るといった具合だ。
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