ライザップ、子会社再建に猫の手を借りる 「FukuFukuにゃんこ」で結果にコミットなるか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

プロモーションにもがぜん力が入る。ハピンズの柘植圭介社長の発案で、今年度から「インスタ猫」を店頭用ポスターに起用した。

その猫は、写真共有アプリ「インスタグラム」で2.9万人のフォロワーを抱える茶乃ちゃん(アカウント名はchanoiro)。9歳のミックス(雑種)のメスで、ふわふわの丸顔と口まわりのシミのような模様がチャームポイントだ。

一度リストラされた「ふくふくにゃんこ」

店頭に行くと、モデルの女性と茶乃ちゃんが商品と一緒に映ったポスターが目にとまる。店舗が柔らかな雰囲気を醸し出しているのも、このポスターの貢献が大きい。

インスタ猫を店頭用ポスターに起用したハピンズの柘植社長(記者撮影)

今や絶好調のふくふくにゃんこだが、不遇な経験を持つ。商品化されて3年目の2017年度には、7カ月ほど販売が停止された時期があるのだ。

当時、店舗面積の過半をキャラクター商品が占めていた。そのため全体の売り上げとのバランスを考えて、キャラクター商品を縮小する方向で会社が動いたのだ。

「リストラ」されたふくふくにゃんこを救ったのは、復活を求める販売現場や顧客の声だった。ただ復活が決まっても、販売を一度やめた商品なのであまり目立たせないでおこうとの声が出たという。

次ページ2匹のふくふくにゃんこがさらにピンチ
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事