この一連の経緯について、ライバル紳士服チェーンの幹部は「社長が個人取引で譲り受けた株式を、次に会社が取得するという経緯は普通ではない。はたして経営戦略上の決定だったのか」と首をかしげる。
創業家の社長が取得した株式を、わずか数カ月後に会社が買い取るという展開の速さに、会社として投資の合理性を十分に精査した上での判断だったのか疑問が残るというわけだ。
コナカの広報・IR担当者は、サマンサJPをグループ化する狙いについて、「女性客の取り込みという面でシナジーを追求し、グループ全体としての企業価値向上につなげたい」と話す。
コナカは郊外型の「紳士服のコナカ」以外にも、都市部中心に若い世代向けの「スーツセレクト」を展開し、傘下子会社には主に女性向けの靴や雑貨を扱う「フィットハウス」を持つ。サマンサJPに出資することで、これらの業態での女性客をターゲットとした商品戦略などで相乗効果を見込んでいるようだ。
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