「本を速く・忘れず」に読む脳科学から見た秘策 「時間がなくて本が読めない」がなくなる技

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そのためには、どれだけたくさん本を読んで、脳のデータベースを充実させているかがとても重要になってきます。すると、成功者に必須の直感やひらめきが生まれ、正しい判断ができるようになります。高速読書なら、限られた時間の中で、効率よく知識を脳のデータベースに蓄えていくことができます。

本というのは、基本的にはその道の達人とか、一流の経営者とか、あるいはあなたが知りたいジャンルで経験と失敗を繰り返してきた人が書いています。その人たちの本を読み、記憶し、自分の行動プランに取り入れていけば、自然と成功者たちの正しい思考回路を真似していくことになります。

例え話をすると、お笑い芸人の方々の「物まね」が同じです。明石家さんまさんやタモリさんの物まねって、どうしてあんなにいつも、突然の質問の受け答えでも、本人そっくりにまねることができるのか。不思議に感じたことはありませんか?

従来の速読との差

こういったプロの物まねは、ただクセや仕草をコピーするだけでは不可能なんです。本人の思考回路まで知り尽くし、その思考回路をコピーしているから、表出するクセや仕草まで、本人そっくりにまねることができるのだと思います。

『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

物まねと同じで、ビジネスや投資の世界でも、一流の思考回路をコピーすることができれば、驚くほど簡単にスキルアップすることができるでしょう。ホリエモンだったらこう考えるだろう。三木谷さんだったら、こう行動するだろう。それが瞬時に判断できるようになるのです。

そして実際に一流たちと同じような行動ができるようになってきます。成功者たちがなぜみな多読家かというと、過去の成功者たちの思考回路をコピーしているからにほかなりません。

高速読書は従来の速読術とはまったくの別物です。速読が「速くたくさん読む」ことを目標にしているとすれば、高速読書は2ステップ先を行きます。高速読書は「①速くたくさん読めて」「②しかも内容を忘れず」「③それを仕事にアウトプット」できる読書術です。ぜひ、試してみてください。

上岡 正明 経営者・個人投資家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

かみおか・まさあき / Masaaki Kamioka

1975年生まれ。3歳で母親を失い、小学校から家出を繰り返す。それも警察に保護されるまで誰も探しに来ない寂しい幼少期だった。放送作家を経て、27歳で株式会社フロンティアコンサルティングを設立。200社以上の企業ブランド構築を行う。一方で、元手200万円でスタートした株式投資では、リーマンショックと東日本大震災という2度の破算危機を持ちこたえながら独自の手法を確立し、投資歴25年で資産6億円に到達。MBAを保有し脳科学の研究も行っている。『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(アスコム)、『最強の高配当投資』(SBクリエイティブ)など著書多数。「チャオ!」の挨拶から始まるYouTubeチャンネルは登録者数26万人に上る。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事