話がまとまる「会議で絵を描く」グラレコの凄み 最近よく聞くグラフィックレコードの基本
議論が脱線して、結論が出るまでにかなりの時間を要する会議を、ほとんどの人が経験していることでしょう。
そもそも何について議論しているかわからないほどに話がとっちらかり、結論が出ない、生産性ゼロ、時間の無駄という最悪の会議もめずらしくないはずです。
グラレコにはいくつか代表的なフォーマットがありますが、例えば時系列や工程にそって、1項目をメインとサブに分けながら、流れを記述するステップ式を使うことで、そうした会議を回避できます。ステップ式は議論のプロセスを描く手法なので、どこで話が脱線したかが明確で、すぐに議論の主軸に戻ることができます。
話が蒸し返されたとしても、そこにすぐに戻ってプロセスをたどり直せるので、同じ議論を延々と繰り返すようなことがなくなります。
ライバルが少ない今こそチャンス
グラレコ関連本やネット上にあるグラレコのサンプルは、プロが描いた色鮮やかでキレイなものが満載。あこがれはするものの、「とてもじゃないが自分には無理」と感じてしまう人は多いことでしょう。
しかし、自分1人のための備忘録、あるいは議事録としてまとめるならまだしも、リアルタイムで進行する会議において、超絶的なグラレコの技巧は不要です。見た目の美しさにこだわるあまり、議論の妨げになってしまっては本末転倒です。
拙著『考えを整理する・伝える技術 グラフィックレコード』では、グラフィックレコードの基本型、代表的な図のフォーマット、○△□で描けるイラストなどの解説をしており、絵心がない人でも簡単に取り組めるものばかりです。
ぜひ、あなたも自分のビジネスや組織にグラレコを取り入れて、その効果を実感してみてください。少し練習しただけで身につくスキルです。まだまだ小さな日本のグラレコ市場において、グラレコをいち早く取り入れることは、個人のキャリアアップにつながりますし、組織のポテンシャルをレベルアップさせ、ライバルに差をつける手段になるのです。
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