成功は「努力」で切り拓くジャニーズの仕事観 ルックスだけではない彼らの努力論とは
努力を積み重ね、慶応義塾大学経済学部に進学。留年する人も少なくないと言われているこの学部も4年で卒業。さすがに大学4年の後期試験とドラマの撮影が重なった時期は大変だったそうですが、「あれほど大変な時期を乗り切れたのだから、今度も大丈夫だ、といまだに思える拠り所(*5)」と、当時を振り返っています。
こうして、櫻井は「初の慶応卒ジャニーズ」という立ち位置を獲得しました。今でこそ大卒のジャニーズたちも珍しくありませんが、嵐デビュー時の1999年に活躍していた先輩グループSMAP、TOKIO、V6、Kinki Kidsに大卒者はゼロでした。後進たちに学業との両立という道を拓いたのも櫻井のおかげでしょう。
どの仕事もアウェイだった
そして、「どの仕事も若干アウェイ(*6)」と自ら語っていたように、それぞれの価値観が相反するがゆえに苦しんだ学業と芸能活動の両立は、結果的に櫻井の仕事の幅を広げ、唯一無二の存在へと押し上げたのでした。
たとえ置かれた環境が苦しくて、「アウェイ」だと感じたとしても、そこで腐らず努力を続けることで見えてくる道もある――櫻井の“努力の軌跡”は、そのことを教えてくれます。
彼らは決して努力したことを声高に主張しません。しかし、テレビでのちょっとした発言、雑誌のインタビューで語ったエピソードを丹念に読み込むと、それぞれの努力の形が見えてきました。
ほかにも、「苦手分野を武器に」(中居正広)、「徹底的な“嫌われない覚悟“」(V6・井ノ原快彦)、「後輩育成に尽力」(滝沢秀明)、「“ニッチトップ”を目指す」(風間俊介)、「とにかく“本業”を極める」(Sexy Zone・中島健人)など、努力の仕方は十人十色。どんな職種でも活かすことのできる“仕事術”が、ジャニーズたちの“努力”には詰まっているのです。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら