こじらせ女子を有名にした「恥ずかしい戦略」 17歳「ポンコツ」の私がサードドアを開く瞬間
恥ずかしくて、これまではこんなこと話したことはないんですけど、実は私もこの本の著者と同じようなことをしてたんです。

17歳くらいのときですね、「原宿のあの通りでスナップやってる」って知って、スナップの人に興味を持ってもらえるような面白い格好をわざとして「この人、たぶん編集者だろうなー、声かけられないかなー」と思いながら意識して原宿を歩いてました。
そして実際にスナップの人に声をかけられたとき、その短い時間の中で、私がどれだけ『CUTiE』が好きで、どれだけ読んでいて、どの子が好きで、どれだけ載りたいか、つまり「CUTiE愛」をめっちゃアピールしたら、仕事をいただけたんです。
まさに「つかみの挨拶」「飛びこみ」ですよね。若い人って、面白がってやるパワーがあるんです。突拍子もないやり方で、ドアをこじ開けたんですね。これで「つながった」んです。このスナップの人は、この本で言う私の人生における「インサイドマン」。若い人には、この本に出てくるように売り込みの「コールドメール」を実際に試してみたら?って思います。
私がサードドアを開けた瞬間
そうしてチャンスをつかんで、自分がやりたいと思っていたことができて、「うれしい、楽しい、幸せ」って言い続けていたら、いろんな人を紹介してもらえるようになって、その中に、「WEGO」の人がいたんです。
その人から、君はチワワとかトイプードルじゃなくて、パグみたいだねって言われて。誰もが好きになるっていうタイプじゃなくて、好きな人もいるよね、っていうことなんですけど。私のことを気にかけてカタログに載せてくれて、人気に火がついたんです。そうやってサードドアを開けました。
読者モデルにも、チワワ的な、キラキラしている子がいるんですよ。学校生活も充実してるし、仕事でもすごく人気がある。でも、私は多くの人に人気のあるタイプじゃなかった。まったく「王道」タイプじゃないんです。
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