こじらせ女子を有名にした「恥ずかしい戦略」 17歳「ポンコツ」の私がサードドアを開く瞬間
だから私は積み上げが大事だと思っています。ドアに手が届きそうで届かなくて、とどまっちゃう人も多いと思うんですよ。ドアには開け方があるんだけど、ドアのたたき方がわからない。例えばスタイリストになりたいんだけど、どこで募集してるかわからないとか。
でも、小さなドアはちゃんとある。この人みたいになりたい、っていうスタイリストを見つけて、その人のSNSとかをちゃんと追いかけていったら、スタイリスト募集、っていう情報に行き当たることとかありますよね。
知りたかったら、この本読んだら?
「れんちゃんみたいになるにはどうしたらいいですか」って聞かれることもあるんですけど、知りたかったら、この本読んだら?って私は言いたい。どんな分野でも同じですよね。これは著者のサードドアの話だけど、私のサードドアもあるし、あなたのサードドアもある。
この本には、漠然とした不安をくぐり抜ける方法とか、誰も教えてくれない、正解がない、ゼロをイチにするプロセスが書いてあります。イチにさえなっちゃえば、誰かが勝手に道を教えてくれるから先が見えてきて、少しずつ自分のレールが敷かれていく。
スタートのしかたは人それぞれだし、正解はないけど、これは、誰にとってもスタート地点のベースになる本、自分が何者かになりたいときのベースを教えてくれる、下準備となる本だと思います。
会社員の人でも、何となくレールに乗って、イチになっちゃう人もいるかもしれませんが、それは欠陥住宅と同じで、キレイにコーティングされているように見えて、実は地盤は不安定でぐらぐらですよね。
だから見せかけの、目先のものをふやすより、その先のものをふやしたほうがいい。チャリンチャリンと音を立てて入ってくるお金のようなものではなくて、信頼のような、ずっと積み上げていける「資産」をふやしていけってこの本は言っているように私は思います。
自分が何もしないのについてきてくれる人は、いざとなったら助けてもくれないし、何もしてくれない。こちらが与えても、与えてくれない。でも信頼という資産は減らないし、蓄積されていくものだから、惜しまずにあげていけばいいんだと思います。
人と人のつながりをつくる、マネジメントをしている立場の人がこの本を読んでも、得られるものが大きいんじゃないかなと思いますね。
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