「マリオメーカー2」YouTuberも熱狂する仕組み 楽しみ方は「プレイ」から「作る」「見せる」へ

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ゲームスキンの変更は、決して見た目だけの変更ではない。ゲームスキンが変更されると、マリオが行うことができるアクションが大きく変化するのである。

例えば、初代マリオではノコノコの甲羅などを持つことができないが、マリオ3では持つことができる。マリオワールドではスピンジャンプができるし、マリオUではカベキックをすることができるといった違いが生まれる。アクションに違いがあることにより、同じコースでもスキンの違いで攻略方法に幅が出てくるのである。

スキンによるアクションの変化は、一見、無駄な制約であるかのように思える。どんなスキンを使おうと、マリオや敵や地形の動作を自由に設定して、動かせるほうがいいのではないかと。

しかし、そうではない。プレーヤーは、そのコースをひと目見たときに、初代マリオであればシンプルなジャンプアクションを要求するコースであり、3Dワールドであれば多様なアクションとさまざまなギミックを有する、工夫しがいのあるコースなのだろうと理解するのである。

つまり、スキンの設定1つで、そのコースのコンセプトやどのようなプレイを要求するのかを、プレーヤーに伝えることができるのだ。

「初心者にも優しい」モードも

コース作成は重要だが、もちろん遊ぶ人がいなければ、せっかく作ったコースも宝の持ち腐れになってしまう。「あそぶ」を選択すれば、世界中の人達が作成したコースで遊ぶことができる。

しかし中には「突然、みんなが作った難しいコースに挑戦するのは嫌だ」とか「2Dマリオを遊ぶのが久しぶりで、操作方法を忘れてしまった」なんて人もいるだろう。

でも、心配はいらない。そうした人たちのために、任天堂が用意したコースを遊びながら、基本的な操作方法に慣れることができる「ストーリーモード」が用意されている。

ストーリーモードでは、さまざまなスキンや数々のギミック、多くの敵キャラたちの特徴を活かして配置された、100以上のコースを楽しむことができ、プレイしながら自然とゲームに慣れることができる。

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