「熱中症予防」気温だけに着目すると危ない理由 湿度が高いと気温30℃程度でも油断できない
「暑さ指数(WBGT=Wet Bulb Globe Temperature)」=「湿球黒球温度」は、気温と湿度、輻射熱(日差しによる熱)を取り入れて計算します。
単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数が28℃以上になると、熱中症になる人が急増します。暑さ指数と熱中症の関係は、21℃未満は「ほぼ安全」、21℃以上25℃未満は「注意」、25℃以上28℃未満は「警戒」、28℃以上31℃未満は「厳重警戒」、31℃以上は「危険」(運動は原則中止)です。
気温が低くても湿度に要注意
輻射熱がない条件の下、暑さ指数と気温と湿度の関係を示した図を見てみると、「気温28℃・湿度75%」と「気温35℃・湿度35%」とは、暑さ指数は同じです。気温が低いと油断しがちですが、熱中症に厳重警戒が必要だといえます。
気象庁HPのアメダスで、気温と湿度を調べられます。また、「Yahoo!天気」や「ウェザーニュース」などアプリで、現在地の気温と湿度を知ることができます。
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