総合小売の2強争いは、セブンに軍配
「小売業」トップはスタートトゥデイ(25位)で2位はファーストリテイリング(41位)。総合小売の巨人2社はセブン&アイ・ホールディングス3位(68位)、イオン7位(114位)とセブンに軍配が上がった。特にイオンに比べて高い安全性で差がついた。
「不動産業」は1位が三井不動産(98位)、2位三菱地所(102位)。この新・企業力ランキングは金融機関を除く全業種を同じ基準で評価しているため、業種によっては注意が必要な場合がある。「不動産業」はその典型。有利子負債が多い分安全性得点が低くなる傾向があり、総合上位に入るには他の業種以上に成長性や収益性でカバーする必要がある。「不動産業」で総合100位前後は高く評価できると考えてよい。
「サービス業」は「情報・通信業」と並び、総合ランキングで上位企業が多い業種だ。1位ディー・エヌ・エー(9位)、2位リブセンス(15位)、3位クックパッド(20位)、4位エムスリー(21位)と新興企業が目白押し。15位のリニカル(89位)までが総合100位内。20位のアドウェイズでも総合129位で、成長企業が多いことがよくわかる。
財務評価は企業評価の基本となるものだ。しかし、本ランキングは一部業種で得点が上がりにくい点があるのも事実。総合ランキングの順位だけでなく、今回の業種別ランキングで業種内の位置づけを確認することも大切なことだろう。
企業評価の新たな視座として浸透してきたCSR(企業の社会的責任)。
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