ジリジリとランクダウンする武田薬品工業
「パルプ・紙/化学」や「医薬品」、「石油・石炭/ゴム/ガラス土石」を見ていこう。
まず、「パルプ・紙/化学」のカテゴリーでは、化学の独擅場となった。1位信越化学工業(13位)、2位富士フイルムホールディングス(17位)、3位旭化成(53位)と大手企業が上位を占める中、4位に新興化粧品メーカーのドクターシーラボ(55位)がランクインした。同社までが総合100位以内となった。
「医薬品」の1位は武田薬品工業(10位)。ただ、過去7回でトップ2回を含む上位5位を常に守っていた同社にとって今回は過去最低の順位だ。成長性、収益性、安全性とも前回より得点が低下、2位には大塚ホールディングス(11位)も迫っており、業種1位を維持するのは厳しい状況となりつつある。
さらに、3位アステラス製薬(69位)、4位第一三共(96位)が続き大手が上位を独占する中、5位にジェネリック医薬品メーカーの沢井製薬(141位)が食い込んでいる。
「石油・石炭/ゴム/ガラス土石」は1位ブリヂストン(12位)。2位旭硝子(37位)、3位東燃ゼネラル石油(47位)、4位出光興産(77位)、5位JXホールディングス(93位)までが総合100位以内となった。
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