実の父に連れられて小学5年生の少女が歌舞伎町に—「買う側」の責任は
「売る側」だけに罰則がある売春防止法のため、半ば野放しにされてきた「買春」。近く法改正議論が始まる見通しだが、いま現場ではなにが起きているのか。新宿・歌舞伎町を歩いた。
コロナ禍に「街娼」が一気に若年化
冷たい北風が吹く1月上旬の夜。
新宿・歌舞伎町のネオンきらめく繁華街の喧騒から少し外れたラブホテル街で、女性たちが数メートルの間隔を空けて立っている。
20歳前後に見える女性が多いが、顔にまだ幼さを残す子も少なくない。彼女たちはダウンジャケットを羽織り、手元のスマートフォンをいじっている。地面に座り込んでいる子もいる。
そして通りには、20代と思しき若者から60代近くに見える男性まで様々な男性が行き交う。その数は、ざっと40~50人。
やがて一人の中年男性が、立っていた女性の一人にすっと近づくと短い言葉を交わし、連れ立ってラブホテルの中へ消えていった。同じような光景が、通りのあちこちで繰り返された。
立っているのは「売春」に身を置く女性たち。そして声をかけるのは、「買春」目的の男性たちだ。
「立っている子は、18歳以下もたくさんいます」
そう話すのは、認定NPO法人「10代・20代の妊娠SOS新宿—キッズ&ファミリー」理事長の佐藤初美さん(73)だ。



















