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「日本プロゴルフ協会」に女性会員誕生の予感 ティーチングプロのテストに女性が挑戦

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  • 赤坂 厚 スポーツライター
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費用は実技審査の受験料は5万4000円とPGA、LPGAとも同じ金額に設定されている。そのほか、PGA、LPGAによって書類審査料など種々の費用が掛かり、講習会受講料は数十万円がかかる。興味がある方、受けてみたい方はHPなどで確認していただきたい。

PGAが女性を受け入れることで、LPGAとの差別化に問題も出てくるかもしれない。レッスンを受ける側としてはあまり関係ないかもしれないが、PGAなのか、LPGAなのかで、看板の違いや混在する地域などで軋轢が生まれる可能性はある。また、少子化の中で会員の奪い合いにもなりかねない。ただ、受験する側にとっては選択肢が増えたことは確かだ。

PGAに女性会員が入ることでメリットはあるのだろうか。

倉本会長は「女性の視点、考え方で、男性では気づかないところに気づいてくれる。また、女性が必要とされる場面も、我々の職場、職域の中にある」という。倉本会長になってから、女子プロゴルファーの岡本綾子がPGA会員外の理事を務めている。PGAにレッスンなどの問い合わせの中で、女性の派遣要請もあり、これまでは断ったり、LPGAに依頼してきたという。PGA会員にビジネスチャンスが生まれるかもしれない。

全米プロゴルフ協会の会長も初めて女性が就任

昨年11月に、全米プロゴルフ協会でスージー・ウェーリー氏が初めての女性会長となったのも、参考になっている。1916年創立で、レッスンプロ、クラブプロ(ゴルフ場のプロ)で構成され、英国のロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セントアンドリュース(R&A)とともに、ゴルフ規則を決定する機関でもある。女性会員も多く、全米プロゴルフ選手権だけではなく、全米女子プロゴルフ協会との共催だが全米女子プロゴルフ選手権の主催もしている。こちらは男女の区別はない。

「時間がかかるとは思うが、将来的にはPGAにも(会員の)女性理事、女性会長が出てくる可能性はある」と倉本会長は言う。

初めてテストを経たPGA女性会員が正式に誕生するのは、実技審査を通過した後、最終審査(面接と筆記試験)、講習会を経て、2021年1月の会員登録からとなる見込みだ。

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