条件のいい41歳男性が婚活に失敗し続けるワケ 有名大卒で年収700万円のスポーツマンだが

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初めてのお見合いを週末にして交際に入ったとしたら、まずは週半ばの水曜か木曜に軽く食事に行く。その後、週末にデートをして、さらに次の週の水曜か木曜に食事をする。そうすると、3回のデートが10日あればできるのだ。もしも、ウィークデーに会うのが難しいなら、最低でも1週間に1回は必ず会う。

「お見合いの後に、2週間も3週間も1カ月も会うことができなかったら、その人とは、そもそも進展しない。お見合いから1週間後に食事ができたとしても、次に会うスケジュールがなかなか出て来なくて、3週間、1カ月先にやっと会えることになったら、ここでも3回の壁の突破は難しくなるんです」

この説明をすると、吉本は言った。

「確かに今までの女性たちは、一度会うと次のデートの日程が2、3週間先という人が多かったです。で、やっと会えたと思ったら、翌日にお断りのパターンでした」

また、もっと突き詰めて言えば、飲食3回の壁のスタート地点で、「可もなく不可もなし。じゃあ、まずは、交際希望を出して会ってみよう」という相手とは、ほぼうまくいかない。お見合いして、「今日の方は、話も楽しかったし、すごくよかった。ぜひ交際希望を出したい!」というところからスタートしていないと、成婚へと結び付くのは難しいのが実情だ。

「もう1つ、成婚に結び付かない人の特徴は、メールやLINEのレスが遅いことです。LINEを入れて、その返事が翌日の夜や翌々日に来るような相手は、そもそも吉本さんに気がないか、どなたと出会ってもそんな調子。そういう方は、結婚に向かって積極的に動かない。動かない人は、ダラダラと何年も婚活を続けるけれど、結婚までは進まない」

さらに、「毎日のメールやLINEは苦痛。何を書いていいかわからない」と思った時点で、相手に興味が持てていないということだし、そういう相手とはご縁がないのだ。

うまくいく婚活、いかない婚活

私の話を一通り聞くと、吉本が言った。

「最近はお見合いが決まっても、“また振られるんじゃないか”。交際になっても、“また食い逃げされるんじゃないか”って、思ってしまうんですよね」

婚活疲れを起こしているのだろう。そこには、こんなアドバイスをした。

「まずは婚活をする気持ちを初期化しましょう。今の吉本さんは、気持ちがすべてマイナス方向に振れている。会いに行く前から失敗することを考えたり、デートの前からお断りされることを考えていたりする。

気持ちがマイナスでいると、どんな会話をしていても、話の最後がマイナスで着地するんですよ。それが女性との会話にも出ているんじゃないですか。だから、女性は、“この人といても楽しくない”と思ってしまう」

そして、先日私が会員同士のお見合いに、30分着席したときの話をした。

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