恋愛はできても結婚に届かない39歳男性の遍歴

同僚のバツイチ女性と毎週会っていたが…

”結婚したい”というタイミングが合わないと結婚はできない。結婚したい2人のはずなのに、なぜすれ違ってしまうのだろうか?(写真:Fast&Slow/PIXTA)  
結婚は、“決断”であると同時に、お互いが結婚を決断するタイミングが合うかどうかも大事だ。恋人にプロポーズをされたときに結婚がまだ決断できずに別れてしまい、いまだに独身でいる人もいるだろう。また、結婚を言い出さない恋人との結婚を信じ、何年もの月日をふいにしてしまい、いまだ独身の人もいるだろう。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「結婚のタイミングがいつも合わない男性」のストーリーだ。

彼女の気持ちが固まるまで待ちたい

塩田雄介(39歳、仮名)は、お見合い後交際に入った伊能麻耶(36歳、仮名)と、かれこれ7カ月の付き合いになっていた。

結婚相談所には、仮交際と真剣交際の区分があり、仮交際は相手のお人柄を見るための期間、真剣交際はその相手と結婚に向けて気持ちをすり合わせていく期間と定めている。

この連載の一覧はこちら

相談所の不文律で言えば、それぞれの期間は長くとも3カ月ずつ。例えば仮交際を3カ月し、一方が、「真剣交際に入りたい」と言っているのに、一方は、「まだ迷っている」と言うのであれば、そこでいったん交際終了となる。真剣交際に入ってからも、同様だ。

なぜこんな取り決めがあるかといえば、結婚相談所は、恋愛を楽しんだり、恋人を見つけたりする所ではなく、結婚相手を探す目的を持った人たちが登録をしている所だからだ。結婚が決断できない相手に引っ張られて時間を費やし、揚げ句の果てに、「やっぱり結婚できない」と言われたら、結婚をしたかった側の時間が無駄になってしまう。

ただ双方合意のもと、「もう少しこのままお付き合いをしたい」と言うのであれば、そのまま続行してもいいことになっている。

雄介と麻耶は、真剣交際に入ってすでに4カ月が経っていた。真剣交際に入って3カ月が経った頃、雄介は麻耶に“結婚”という言葉を出してみたのだが、麻耶は、「まだ結婚に進む自信がないので、もう少しこのまま付き合っていたい」と答えたのだ。

私はそれを聞いて、「今結婚を決められない人は、この先も結婚に踏み切れないわよ」と雄介に言ったのだが、彼の思いは変わらなかった。

次ページお見合いしてもピンとくる人がいなかった
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
トレンドライブラリーAD
人気の動画
早慶上理・MARCH・関関同立、少子化でどうなる?
早慶上理・MARCH・関関同立、少子化でどうなる?
日本製鉄は「巨人トヨタ」でも1ミリも譲らない
日本製鉄は「巨人トヨタ」でも1ミリも譲らない
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
「ニッポン半導体」敗北の真相
「ニッポン半導体」敗北の真相
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
勝ち組シニアと負け組シニア<br>定年格差

「45歳定年」発言に対し一部で猛反発。現実には法改正で70歳までの雇用確保が今春努力義務化されました。人生100年時代といわれる今、従来の定年はもはやなくなりつつあります。老後も働くシニアが第二の人生を勝ち抜くためにすべきことは何でしょうか。

東洋経済education×ICT