レクサスのデザインはここまで徹底している

部外者立ち入り禁止の「聖域」で神髄を見た

レクサス車の成功にはデザインの貢献が大きい。技術の結晶が随所に散りばめられたレクサスのデザイン哲学とは?(写真:LEON編集部)
世界に通用する日本初のプレミアムカーブランドとして登場して早20年以上。レクサスがこだわり続けてきたデザインの哲学とは? その内側に迫る。

自動車史上、最速でブランドになった理由とは?

レクサスが開発されているデザインセンター(愛知県豊田市)を訪問する機会に恵まれた。ストリクトリーコンフィデンシャルな実際の仕事の現場は、普段は部外者立ち入り禁止だが、プレス向けにレクサスのデザイン哲学をお披露目してくれるプレゼンテーションが充分すぎるほど面白かった。

本記事はLEON.JPの提供記事です

デザインとはフシギなものだと言われる。すべてが数値化、定量化されるクルマづくりのなかで、ほぼ唯一感覚的に作られ、しかもそれが売れ行きに最も大きな影響を与えるからだ。

1989年にアメリカでデビューしたレクサスは、自動車史上最短で“ブランド”になったと評される。実際にアメリカの路上で見かけると、例えばレクサスRXなどは、かなり目を引く。目立ちっぷりは日本の比ではない。

レクサス車の成功にはデザインの貢献が大きいのだが、しかし、デザインとひと言で言っても、美の創造だけを意味してるわけではない。実は自動車の形をつくるときには、デザイン部と生産技術部というツートップが仕事をする。これは意外に思う人も多いのでは?

「レクサスLCコンバーチブル」もアルミニウムを外板に多用しながら複雑で大胆な造型を実現している(写真:LEON編集部)

プロは“このクルマ、デザインいいね”とはあまり言わない。代わりに“よくこの形を作ったね”と言う。美しいデザインをすることはそれほど難しいことではない。それを実際に量産する技術こそ、注目されるのである。

冒頭でレクサス・デザインセンターのプレゼンが面白いと書いたのは、力点が置かれていたのが、生産技術だったからだ。これこそクルマ好きなら注目するべき部分なのである。

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