で、ツアー当日、指定された集合場所であるマヒム駅の入り口へ。
この駅の反対側がダラビだ。
しばらくすると、ガイドらしき人が現れた。とても感じのいい男性。
胸には「REALITY」のシンボルである“目”のイラストが
刺繍されていた。
「じゃあ、さっそくツアーを始めましょう!」と言うと、ダラビの方へ
歩いていくガイド。歩きながら、いろいろ聞いた。
合法スラムと違法スラムがある
現在、ムンバイのスラムには、ムンバイの人口の55%が住んでいる。
実に半分以上。数で言うと、約1210万人。すごいボリュームだ。
さらに、合法スラムと違法スラムというのが存在していて、
その定義は2000年より前に作られたスラムが合法、それ以降は違法だ。
合法スラムは、土地代を払う義務があり、違法スラムは払っていない。
つまり、勝手に作られたのが違法スラムである。
スラム住人というのは、政府の土地に住む人たちのことを言うそうだ。
ちなみに、ここダラビはもちろん合法スラムで、
1840年に建った家がダラビ最初の家だと言われている。
広さは約175万平方メートルで約100万人が暮らしている。
1人当たり1.75平方メートルだ。
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