インド経済を支えるスラム街

スラムはビッグビジネス?! ①

電通の若きクリエーター、三浦北斗。
独特の切り口で、あたらしい時代のクリエーティブを目指す彼は、会社の人材交流プロジェクトによって、突然、電通インド支社で3カ月働くことに。現地から、人、仕事、遊び事情を、ライブ感たっぷりでお届けするインド滞在記。
( ブログ「まいにちインド」は、こちら

アジア最大のスラム街、ダラビ

ムンバイに来て10日。

お正月映画も見られないまま、もう1月後半になってしまった。

インド関連の映画といえば、『スラムドッグ$ミリオネア』がある。

テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を得たスラム少年が

不正を疑われるが、警察の尋問で、なぜ彼がこれほどの知識を得て、

番組に出ることになったかが明らかになっていくという内容。

超階級社会が生み出す偏見を考えさせる作品で、話題作となった。

この映画の舞台が、ここムンバイにあるダラビというスラム街だ。

空港から中心街へ向かう途中に、クルマから普通に見ることができる。

アジア最大のスラムである。

 

ところでスラム街と聞くと、どんなイメージが湧くだろう。

貧しい人々がつらい環境に身を置かれ、どん底の生活を送っている。

そんなイメージの人も少なくないのではなないか。

ぼくもスラムを知るまでは、そんなふうに思っていた。

 

 見て、知って、考える、スラムツアーに参加

ここムンバイには、スラムツアーを運営している団体が複数ある。

内容は、ダラビのスラム街を歩き、人々、生活、産業などに触れ、

本当のスラムを見て、スラムを知って、スラムを考えるツアーである。

ぼくはNGO団体「REALITY」にツアーを申し込んだ。

REALITY のメンバーは、スラム出身者や在住の人で構成され、

ツアー料金の80%はスラムに還元される仕組みになっている。

次ページムンバイの人口55%がスラムに住む
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