「We are on same page」
これでみんなの意見は合意されたね、という確認をする言い回しです。あるいはバラバラの情報をまとめたいから会議をやろうというときに、「Let's have a meeting and get on same page」のように使うと会議の目的がはっきりしてよいでしょう。
ぶち切れた相手にぶち切れた?
一方、謙譲や奥ゆかしさが美徳とされる日本の伝統ですが、日本語のミーティングでは遠回しな表現の行きすぎからくる誤解も、その文化の裏返しとしてあるかと思います。そして、誤解を回避する努力も時には必要なようです。
レノボとのジョイントベンチャー体制になったとはいえ、伝統的日本企業の奥ゆかしいカルチャーを色濃く残すNECパーソナルコンピュータの会議にあるとき私がテレワークで参加していると、耳を疑うようなやりとりが聞こえてきました。
「それって、コストが上がると言ってます?」
言葉遣いこそ丁寧ですが、あ、この人完全にブチ切れ状態!と思いますね。しかもこれに対する答えが、
「はい、コストが上がると言っています」
もう完全に決裂、会議室は険悪な雰囲気かとおもいきや、「はい。わかりました。ではこの件は〇〇さんフォローをお願いします。では次に……」。
実をいうとNECパーソナルコンピュータのカルチャーとして、曖昧な発言があったときに確認のために「〇〇と言ってます?」→「はい、〇〇と言っています」というやり取りをすることがしばしばあります。これはもう会社のカルチャーになっているのですが、知らないとちょっとドキドキしますね。
冒頭で申し上げたとおり、テレワークの利用が進むと相手の顔が見えなくなります。そうすると、このときの私のように誤解してドキッとしてしまうこともあるかと思います。それでもテレワークは推進していくべきと思いますので、テレワーク時代にあった会話の工夫やミーティングの進め方を見つけていきたいものです。
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