今回紹介する軽自動車は、日産「デイズ」、三菱「ekワゴン&ekクロス(X)」の2台。この2台はいわゆる車高を高めた「ハイトワゴン」に分類される。ちなみに、デイズ&ek系よりもさらに車高の高いモデルは「スーパーハイトワゴン」(例/ダイハツ「ウェイク」やスズキ「スペーシア」など)と呼ばれ、車内が広いことから容積型とも言われている。
ご存じのようにデイズとek系の2台は、日産と三菱の合弁会社である「NMKV」の手によるもので今回が2代目。2013年に登場した初代デイズ&ek系は三菱が主導して開発が進められたが、2代目は日産が全面に出て企画、開発が行われた。なお、製造は初代と同じく三菱の水島製作所で行われる。今回は、デイズとek系の2台を同日に公道で試乗することができたのでその様子をリポートしたい。
3種類の搭載エンジン
試乗したグレードは、デイズが2モデルで「ハイウェイスターX」と「ハイウェイスターGターボ」、ek系は3モデルで「ekワゴン G」「ekクロス G(4WD)」「ekクロス T(4WD)」。日産、三菱両社の開発者に伺ったところ「デイズとek系の2台では、グレード構成や装備にこそ差はありますが、走行性能に関しては変更点がありません」とのこと。
グレードはデイズでは標準的なスタイルの「スタンダード」に「S」と「X」が、シャープなスタイルの「ハイウェイスター」には「X」と「G」がそれぞれ用意される。ek系では標準的なスタイルのekワゴンが「M」と「G」、デイズではハイウェイスターに相当するスタイルのekクロスでは、「M」と「G」、そして「T」をラインナップする。
試乗の前に搭載エンジンについて。デイズ&ek系はグレードによって、通常の①「NAエンジン」、それにモーターを組み合わせた②「NAエンジン+ハイブリッド」、さらにターボエンジンにモーターを組み合わせた③「ターボエンジン+ハイブリッド」の3種類が用意されている。
この3種類のエンジンのうち、デイズのSとX、ekワゴンのMとGが①を、デイズのハイウェイスターX系、ekクロスのMとGが②を、デイズのハイウェイスターG系とekクロスのTが③を搭載する。
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